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松木ご夫妻 コスタリカ紀行・・・その1
 コスタリカは、地球上で最も自然環境が整い、生物にとっては大変恵まれた国だ。カルタゴ(コスタリカ最古の町)が、二度の地震災害により壊滅的被害に遭って、現在ではサンホセが首都である。

  地形の変化は、海に河川に、活火山があるかと思えば、熱帯雨林が存在し、貴重な動植物の宝庫となっている。
  国の中央部は1000〜1500m前後の高原地帯で、主要都市はここに位置する。総人口の約二分の一の人達がここに居住していると言う。
  気候は乾季と雨季が有り、年間平均気温21.2度で湿気が少なく、一般市民は頗る快適な生活を送っているようである。リュウマチ・アトピーなども自然治癒してしまうとも聞く。

 国策は、非武装中立の立場を維持し、軍隊がない上に、中米一の治安の良さと自然環境完備を誇ることから、中米のスイスと言われる所以である。少々厳しいかもしれないが、日本でもやっと軌道にのりつつある問題として、生活排水・不燃物の対処を急がねば、自然環境破壊につながりかねないと思った次第である。
  一度この国を訪れると、永住を本気に考えるようになる。実地見聞に訪れる人の数が少なくないと言うから確かな証拠でもある。

  人々の肌色は様々で、植民地時代の歴史が今も尚息づいている。市民の生活は、一部の人達を除いては貧しく質素に過ごしているが、日本で見られるようなホームレス達が街中に見当たらなかったことは救われる思いがした。建物といえば、我々が想像するような高層ビルは皆無(多分地震が多いことと財政面の問題が有るのだろう)で、古い時代の商店街に余り手の入れられていない住宅(私設警備員のいる邸宅もある)、改修工事を重ねながら維持されている教会が目立つ。公共物、ホテル、ショップ等は現代風の構築物で活気を感じるが、利用者の範囲に限りがあるようにも見受けられた。また、サンホセ市内には大きなスーパーが幾つかあり、生活をするのには、何ら不自由することのない所でもある。

  交通機関は、鉄道が無く(地震被害で廃線とのこと)、空路と市民の足と言われているバスやタクシーである。その運賃がまた安いので驚く。但し、ここでは道路の舗装面も自然環境に任されてあるようで、うたた寝などは厳禁である。車の走行に合わせた身のこなしが必要で、少しでも反抗しようものなら、たんこぶ・青あざを覚悟しなけれならない。
  以上が滞在2、3日の印象である。

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