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第24話 情報はかく流れる ――― その1
 住所が無い、わかりやすい道路標識が少ないとなれば、道がわからない時、人に聞くしかない。「xxxへ行きたいのですが、どう行けばいいですか?」
 もちろんお決まりの「南へ300m、2番目の信号を右へそして左、教会があるからそこから・・・」覚えるのが大変である。まだ、このようにしっかりとわかりやすく説明してくれる人に会えればいい方で、こちらの人はとても親切で、冷たく「知りません」と答えるのが失礼と思っているのか、「うーんxxxかー、あそこを右に行って、いや、もっと先まで行かなければいけないかな、それから、・・・」。それが何処にあるのか知らなくても、「知らないね」と言いたくないようで、延々と取りとめの無い説明が続き、「この人知らないな」とわかった段階でこちらの方から何回も「グラシャス」と繰り返してやっと、その場を離れられる。

 道だけではない。質問された内容にきっちりと答えられなくても、やさしいコスタリカ人は「知らないね」とは言わない。何人かに聞いて、自分なりに判断した方がいいこともある。なにしろ、「10人に聞いたら、10通りの答えが返ってくる」とも言われているのだから。ただ、面と向かっての人と人とのやり取りならいいが、新聞などで得られる内容で、こんな情報の流し方でいいのかしら?と首を傾げたくなる時もある。

 例えば、大手新聞に「xxx航空は今月から新ターミナルを使用します」と宣伝されていた。ところが、実際に利用した人の話だと、チェックインカウンターは新しいビルであったが、搭乗に利用したのは古いターミナルだった。その後の新聞で、しかも新ターミナル使用の宣伝からかなり経ってから、「まだ旧ターミナル使用」の文面が。
日本なら「誤報に関するお詫び」などが掲載されるのではないかしら、と思ったのだが。

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