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第12話 運転免許が欲しい その6
 標高1,000mにある首都サンホセは、練習するのにとても良い道路状況を提供してくれます。上り、下りの山道カーブが多く、どこまで行っても真っ直ぐな道の方がむしろ少ない。追い越したくても、上りだと対向車が見えない。それでも、無理に追い越して起きた事故も多々あり。坂道発進。これは緩やかか、きついかの差があるけれど、いつもやっているような気がする。登り切ったところに信号、即停車なんてざら。普通の発進はなかなか思うようにできないけど、なぜか坂道発進は簡単にできました。

 主人とは喧嘩ばかりでちっとも上達しないので、また知り合いのコスタリカ人に教えてもらうことに。すると、なぜか発進がスムーズにできるではありませんか。やはり、身内の甘えがいけないのでしょうか。ほんの2、3時間教えてもらったところで12月に入り、道路はクリスマス前の異常な混雑。ついに、一般道路での練習はできなくなり、また主人と週末のみ近くの車の無い所をグルグル。

 少しずつ距離を伸ばして、近くのスーパーに買い物へ。ここでまた問題発生。うまく駐車場の白線の中に止められないのです。バックで入れる時、ハンドル操作の右、左がわからない。ここでまた主人の罵声。「違う、右!」「右ってどっち?」「逆じゃ!」コスタリカの駐車場は、どこもとても小さい。それでも、コスタリカ人はいとも簡単に入れてしまう。さすが、子供の頃から運転の練習をしているだけあるわ、と感心。子供の友人も、12歳ごろから公園で練習をしているそうです。免許は18歳から取れるので、ペーパーテストを受ける時は、既に運転だけはできる人が多いようです。

 今はかなり良くなりましたが、当時の道路は、「隕石でも落ちたのかしら」と思うような穴がボコボコありました。舗装の仕方が悪いのでしょう。昨日まで何とも無かった所に突然穴があいていることも。それに気付かずパンクした友人がいます。ドライブを楽しむ運転どころか、穴を避けるためにハンドルを右、左、また右と回し、穴を避けるあまり、同様に穴を避けようとする対向車とぶつかりそうになったり、ボ〜としてはいられません。狭い道が多いコスタリカ、肩が凝った、疲労困ぱい。ハンドルさばきの練習には良かったけど。

 こんな感じで年末年始を過ごし、やっと実技テストにこぎつけたのは、仮免取得から何と3ヵ月経った2000年1月でした。

つづく

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